10月は、右も左もハロウィーン一色。 街の商店はジャック・オ・ランターンで窓を飾り、
和菓子屋さんまでハロウィーン饅頭なぞ作ってます。
zoomaniaもカボチャのお菓子が食べたくなったので、本日のランチは外堀通りの
ゾッカ(赤坂3-2-2)にてパンプキンパイ¥450と、今日のコーヒー¥300。 だけ、という訳にもいかず、ターキーとゴーダチーズのパニーニ¥480も。 ゾッカでは
カプチーノの泡に絵を描いてくれますが、zoomania甘いモノと一緒の時はブラックコーヒーが好き。
塩っぱいサンドウィッチと甘いパイ、交互に食べるとウマイ。 行儀が悪いので、他人と一緒の時はやらないけどね。
10月31日にハロウィーンを祝う習慣って、日本に定着したらしいですね。 商業的なイベントにとどまらず、子供の多い街ではトリック・オア・トリートも行われるらしく、郊外のホームセンターでは家の飾り付け用品や、子供の仮装衣装を売ってるそう。 子供達だけで余所のお宅の呼び鈴を鳴らし、他人からお菓子を貰うだなんて、昨今の危機管理とは逆行するようにも思うが、どうなんだろう? ニュースを見ると日本の治安は悪くなる一方のような印象を受けるけど、案外住宅地は平和なのかもしれない。
日本人は、高円寺で阿波踊りを踊ったり、浅草でサンバを踊ったりと、異文化のお祭りを貪欲に取り入れる民族。 しかし、その取捨選択っぷりが、どうもzoomaniaには解せない。 仮装した子供に駄菓子を与えるだけのハロウィーンなんかより、大ご馳走をお腹いっぱい食べる
サンクスギビング(感謝祭)や、乱痴気騒ぎの
マルディ・グラ(謝肉祭)の方がよっぽど祝い甲斐があると思うのだが? キャラクターにしても、カボチャのお化けなんかより、イースター(復活祭)のパステル色の卵やウサギの方がよっぽど可愛いのに、ねえ?
zoomaniaが推測するに、日本人は楽しいだけの祭りは好きだけど、「説教臭い」祭りは受け入れないのかもしれない。
秋の実りに感謝しろと言うのなら、わざわざアメリカのサンクスギビングを真似なくても、日本古来の祭りがありそうだ。 マルディ・グラとイースターは、四旬節の始まりと終わりを祝う祭り。 お祭りと背中合わせに、キリストの受難に思いを馳せて断食しろ、っていうのも、キリスト教徒でない我々には辛気くさいだけの話だ。
なるほど、そう考えると、クリスマスが日本に受け入れられたのは、祭り自体にはキリスト教色が薄く、北欧の土着の信仰の名残りが色濃いせいかも(例:サンタクロースはバチカンじゃなくて北極に住んでるし、そもそもエルサレムに樅の木は生えない)...。
と、パイを食べながらつらつら考えていて、ハタと思い当たりました。 もしかして、ディズニーランド? ディズニーランドでは毎年、この時期にハロウィーンのイベントをしてるっけ!
ディズニーのおかげでハロウィーンが日本人に膾炙したのだとしたら、まこと恐るべし、その影響力。 zoomania「布教」のヒントを得たような気がするランチだったのでした。